BiSは、現在第3期として、メンバーの脱退や加入を繰り返しながらも精力的にライブや楽曲を提供し、活動を行っているアイドルグループです。
BiSは、昨年初めて紅白に出場したBiSHやバラエティー番組でのオーディションが話題を呼び、結成されたアイドルグループ豆柴の大群等が所属する事務所WACKの社長である渡辺淳之介氏が初めてプロデュースしたアイドルグループとしても有名です。
そんなBiSですが、第1期、第2期の時には、奇抜なことをするアイドルグループであり、なにをするのかわからないアイドルグループとして有名でした。
解散についても、第1期、第2期共に突然の発表で、ファンに解散理由が語られることなく解散しました。
解散理由を何も語られることなく解散したので、当時はファンの間でも、メンバー同士の不仲が原因なのか?とかせっかく売れてきてるのに何で解散するのか?という混乱の声がたくさん上がっていたようです。
そんなBiSの解散理由や現在の活動、メンバー同士の不仲はあったのか?というのを調べてまとめてみました。
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BiSの歴史
まずは、BiSというアイドルグループのここまでの活動や歴史、第1期~第3期まで解散や再結成についてまとめてみました。
BiS第1期(2010年~2014年)
BiSは2010年に歌手として活動していたプー・ルイが音楽雑誌のインタビューで「アイドルグループがやるたかった」と発言したことがきっかけで、指導したアイドルグループで、2010年11月よりマネージメントを渡辺淳之介氏、サウンドプロデュースを松隈ケンタ氏が担当し活動をスタートさせました。
松隈ケンタ氏は現在もWACKのアイドルグループのサウンドプロデュースをメインで担当しています。
この2010年から最初の解散を迎える2014年までが第1期となります。
BiS第2期(2016年~2019年)
第1期解散から2年後の2016年7月、プー・ルイ、渡辺淳之介、松隈ケンタの3人が、「もう1度BiSをやりたい」という気持ちから新メンバーを募集し、再結成されることとなりました。
第2期では、BiSリーグという試みを実施し、BiSのメンバーをそれぞれ、BiS1st、BiS2ndと分けて、同じ楽曲を発売し売上を競わせたり、メンバーの入れ替えを行ったりとグループ内でも競わせるような試みがされていました。
また、所属事務所の他のグループのメンバーをトレードしたりして、第2期がある意味で一番試されていた時期だと思います。
活動は2016年~2019年までの活動となります。
BiS第3期(2019年~)
2019年、第2期の解散発表と同時に再結成オーディションが行われることが発表され、2019年6月から現在まで活動しているのが、第3期です。
今までのBiSの活動は良くも悪くも話題性で勝負するというプロデュースを行ってきました。
第3期は募集要項に「第1期BiSの活動が理解できる方」とありますが、第1期、第2期ほど過激なプロデュースは少なく、ロックバンドのカバーアルバムを発売する等、楽曲やライブ活動に重きを置いて活動しているように感じます。
それでも他のアイドルグループではやらないようなことに挑戦するということは変わらずやっており、「CURTAiN CALL」のMVでは、101回歌って踊り続けるという撮影をしたり、「thousand crickets」という楽曲ではライブ中に楽曲が流れている間ずっとスクワットをしなければならないというような体を張った事もやっています。
メンバーは加入や脱退を繰り返しながらも、イトー・ムセンシティ部、ネオ・トゥリーズ、トギー、ナノ3 の4人で活動しています。
BiS第1期、第2期、解散理由は?
それではBiS第1期、第2期の解散理由について詳しくまとめてみたいと思います。
解散についての明らかな理由というのは発表されていませんが、元メンバーや渡辺淳之介氏が雑誌等で解散について語っていたりしてますので、それを参考にまとめさせていただきます。
BiS第1期、解散理由?
2014年2月12日に行われた「伝えたいことがあるんだ」というフリーライブの場で、2014年7月8日に横浜アリーナで行われたワンマンライブ「BiSなりの武道館」をもってグループを解散すると突然の発表がありました。
解散理由も説明することなく、突然の解散発表にファンも驚きを隠せなかったと思います。
これからさらに活躍していくと予想されていた中での解散発表。
ですが当時、メンバーもマネジメントをしていた渡辺淳之介氏も限界を迎えていたみたいです。
音楽ナタリーの取材で、渡辺淳之介氏はこう語っています。
「終わりがあったからこそ全力で突っ走れたものというのが、どうしてもあって。もしあの横浜アリーナのあとも続けていたとしたら、それはもうボロ負けの歴史になっていたと思う。結局、BiSというのは完全に内輪向けのパーティを続けていただけなんですよ。でんぱ組と違っていたのは、まさにその点なんです。僕たちだってファンに向けてめちゃくちゃがんばっていたのは同じなんだけど、その方向がどんどんコアに向かっていった。マスに向かっていかなかった。これは本当に今だからこそ、しみじみわかることなんです。つまり当時のBiSのアプローチでは横浜アリーナの7000人が限界値だった。そのことを勉強させてもらったのが、あの解散ライブだったというわけです」(渡辺)
メンバーも渡辺淳之介氏もこの頃のBiSの活動では、ここが限界と悟ってしまったことが、突然の解散発表に繫がった一番の理由だったみたいです。
その他にも細かい事の積み重ねもあったと思いますが、やり方を変えなければ限界だが、ここからやり方も変えることができないという葛藤の中から出された結論なら仕方がない事だと思います。
https://twitter.com/AUT_MAM19/status/1471099275543474176?s=20&t=RaekobuEbPPldC2tDKJQgQ
BiS第2期、解散理由?
2019年3月、毎年行われている、WACKのアイドルとWACKに入りたいと思っている候補生が、一緒に合宿形式のオーディションに参加するWACKオーディション2019の最終日にBiSメンバー9人から申し出があり、全国ツアー「BiS Are you ready to go? TOUR」を最後にBiS第2期を解散するという発表がありました。
そこで続けて、第3期の再結成オーディションを行う事も同時に発表されました。
その場では、明確な解散理由について語られることはありませんでしたが、この合宿中の渡辺淳之介氏の発言やBiSが置かれている状況を考えると、薄々感づいていたファンの方々もいたのではないでしょうか?
2019年頃といえば、同じ事務所のBiSHが勢いに乗ってきて、アイドルとしてWACKの中でも一番になりつつある時期で、オリジナルで渡辺淳之介氏がこだわってきたBiSが方向性に迷っているように見える時期でした。
その中での解散理由としてあげられているのは、BiSのメンバーが「BiSとはなにか?」という事を理解しないまま活動を続けていた。
という理由が多く見られます。
プー・ルイ、渡辺淳之介氏、松隈ケンタ氏がどのような思いでBiSを復活させたのか?
その思いを解散直前のメンバーの中に理解できなかったメンバーがいたという事が、解散に向かった要因ではないかと考えてしまうのです。
BiS第2期の解散にあたって渡辺淳之介氏はこのように語っています。
「俺には俺の解散しなければいけない理由がありました。きっとメンバーにもあると思います。それはきっと研究員には一生わからないことなんだと思います。一生会わないと思いますが、また楽しいところで一緒になれたらいいかなーなんて思っています。いつの日か、この解散がよかったと思えますように。アディオス」(渡辺)
このように明確な理由は明らかにしていませんが、渡辺淳之介氏にもメンバーにも解散させなければならない理由があったということがわかります。
BiS第1期、第2期、メンバー間の不仲はあったのか?
上記の理由の他にもメンバー間の不仲が原因で解散したのではないか?というような話も聞こえてきます。
果たしてメンバー間の不仲はあったのか、第1期、第2期に不仲を思わせるような話があったので、それを見てみましょう。
BiS第1期で不仲だったのは?
第1期の中で不仲でだったと思われるのが、そりが合わないとファンの間では心配されていたプー・ルイとテラシマユフが有名です。
この二人に関しては、BiSの活動の方向性からして考え方が違っており、グループを立ち上げたプー・ルイに対してももなにかと思う所があったこと思います。
そんな二人は、2012年10月12日にトークイベント「アイドルってなんだろね」にてガチンコで話し合う事となりましたが、そのイベントでもお互いが涙ながらにポツポツと話をするだけで、結局和解もできずに重苦しいムードのままトークイベントは終了しました。
結局、テラシマユフは、2013年5月26日にBiSの解散を待たずに脱退しています。
ところで旧BiSを見てた記憶から言わせてもらうと、メンバーの不仲をアピールした炎上商法してるグループのメンバーが本当に不仲で炎上プロモーションによりさらに不仲になって後戻りできなくなるということがあります。
— しのはら (@violetfield0411) August 13, 2021
BiS第2期で不仲だったのは?
BiSの第2期に関しては、メンバーの入れ替わりも激しく、途中でBiSを作り上げてきたプー・ルイも脱退してしまったため、グループとしてメンバー全員が同じ方向に向かっているとは思えないバラバラなグループになっていったという印象が強いです。
グループがバラバラでまとまっていなかったというエピソードがあります。
第2期は、BiS1stとBiS2ndにメンバーを分けて競わせるBiSリーグという企画を行っていました。
その開催期間中に、メンバーがバラバラだなと思わされる出来事が起こっています。
BiSのメンバーのアヤ・エイトプリンスが、BiSリーグ開催期間中に、自分をアピールするため、WACK所属のアイドルが数多く経験してきた100kmマラソンに挑戦するという事になりました。
ですが、この挑戦自体は、他のメンバーに相談する事なく、アヤ・エイトプリンスが先走ってスタンドプレイをしてしまった形となってしまいました。
実はこのマラソンは他のメンバーも挑戦しようかなという話はしていたみたいで、それなのにアヤ・エイトプリンスが相談もなく、先に発表してしまったせいでメンバー間の信頼関係も少しずつ崩壊してしまったようです。
この件が、関係あるかどうかはわかりませんが、この後アヤ・エイトプリンスはBiSから戦力外通告を受け、2019年の合宿に参加した後にWACKを退所しています。
【BiS戦力外通告】トリアエズ・ハナ、ムロパナコ、YUiNA EMPiRE、アヤエイトプリンスの5名です。
— 渡辺”ジュンジュン”淳之介 (@JxSxK) December 29, 2018
3月のBiSシングル発売後に判断させていただきます。#BiSidol
BiS第1期、第2期の解散理由は不仲なのか?
ここまで不仲だったと思えるような出来事をあげてきましたが、不仲自体が解散の大きな要因になっているわけではないことがわかりました。
全く影響がなかったとは言えませんが、解散理由としては、その時のBiSの立ち位置によるものが一番の要因になっているのではないかと思います。
現在のBiS第3期の立ち位置は?
現在活動しているBiS第3期はWACKの中のアイドルグループの中でもしっかりとBiSという形を体現しているグループになっていると思います。
メンバーの入れ替わりはありますが、ライブや活動に限界を決めずに全力で取り組んでいる姿は、他のグループにはない、私たちがBiSなんだという思いががすごく伝わってきます。
近年の合宿オーディションでもその姿が伝わっているのか、候補生の子達はBiSに入りたいという子が多く見られ、カッコいいアイドルグループとして憧れの存在となっているようです。
まとめ
ここまで、BiS第1期、第2期の解散理由、メンバー同士の不仲やBiSというアイドルグループについてまとめてきました。
BiSというアイドルグループは、現在のWACKに所属しているアイドルの子達に多大な影響を与えているアイドルグループであり、BiSを作った時の気持ちや信念は、今のBiS第3期のみならず、他のグループにも受け継がれているものだと思います。
BiS第1期の解散は自分達のやり方に限界を感じた末の解散であり、その後、渡辺淳之介氏が独立し、立ち上げたWACKでもう一度BiS第2期を始めるも、第2期ではその気持ちが伝わらなく解散へとつながってしまったようです。
それでもその失敗を活かしてWACKがアイドル事務所として確立されているのは渡辺淳之介氏や所属するアイドル達の信念が強いからだと思います。