絶大な人気の最中、2020年に突然の引退表明でヒップホップシーンを驚かせたカリスマラッパー「KOHH(コウ)」。
ラストアルバムとされる「worst」のリリースとライブツアー、そして2021年末に行われたザ・クロマニヨンズとのツーマンライブを最後に本当に引退したと思われるKOHHについて、現在、彼は何をしているのか?本当に引退したのか?復帰はあるのか?などについて考察してみます!
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カリスマラッパーKOHH
KOHH(コウ)は、1990年生まれの31歳で、東京都北区王子出身のヒップホップアーティストです。
本名は千葉雄喜(ちば ゆうき)、父は韓国人で母は日本人のハーフです。
KOHH(コウ)という名前の由来は、韓国人の父の苗字である黄(こう)にあるそうです。
父の自殺、母の精神的な病、祖母に育てられ、貧困な生活など幼少の頃から複雑な家庭環境で育った彼は、ヒップホップグループ「キングギドラ」の音楽を聴いたことをきっかけにヒップホップに目覚め、自らもラッパーとして活動を始めました。
18歳の頃にプロデューサー理貴とレコーディングをスタート。
ミックステープを配信などでリリースしながら活動を本格化していきます。
その後、プロデューサーである318こと高橋良と出会い、レーベル「GUNSMITH PRODUCTION」と契約。
2014年にアルバム「MONOCHROME」で本格的にデビューしました。
楽曲「JUNJI TAKADA」などでヒップホップシーンに大きなインパクトを与え、般若、AKLO、ANARCHY、ZEEBRAなど大御所のヒップホップアーティストの曲にも客演し、知名度を増していきました。
さらに、Frank Ocean(フランク・オーシャン)やMariah Carey(マライヤ・キャリー)などの有名な海外アーティスト、宇多田ヒカルやONE OK ROCKのTakaなど、国境もジャンルも超えたコラボレーションにより、ミュージックシーン全体に大きな影響を及ぼすようなカリスマラッパーとなっていきました。
KOHHの引退
突然の引退宣言
宇多田ヒカルとのコラボレーションが引き金となり、ヒップホップファンのみならず、広く知られる存在となったKOHHですが、2020年1月16日に「KOHH Live in Concert」の中で、次作を最後に引退することを宣言しました。
この宣言はミュージックシーンに大きな衝撃を与えました。
その後、ラストアルバムと言われる「worst」を2020年4月29日にリリースし、最後となるライブツアー「WORST TOUR」を東名阪で開催しました。
ラストライブ
その後、いくつかのライブイベントや客演などでのライブはありましたが、2021年12月28日に行われたザ・クロマニヨンズとのツーマンライブにおいて、「噂によると今日最後のライブらしいんで」と発言し、ライブの最後にはステージにマイクを置いて立ち去りました。
彼が影響を公言しているTHE BLUE HEARTSのメンバーであった、甲本ヒロトと真島昌利が所属するザ・クロマニヨンズとの共演は、ラストライブにも相応しい場だったのかもしれません。
KOHHは本当に引退した?
ザ・クロマニヨンズとのライブでの発言まで、いくつかイベントに出演したり、アルバム「worst」が最後の作品と言いながら、メンバーサイト限定でミックステープ「YELLOW TAPE 5」をリリースしていたりと、実は引退は嘘ではないか?引退撤回?などという噂もありました。
しかし、ザ・クロマニヨンズとのツーマンライブでの発言と、マイクを置いて去ったパフォーマンスは、本当に引退したと言えるのではないでしょうか。
KOHHは現在何をしている?
2021年末のラストライブ以来、KOHHは公の場には登場していません。
このまま表舞台には登場することはもうないのかは分かりませんが、これまでコンスタントに活動してきたので、しばらくは休むのではないでしょうか?
また、結婚をしているかは定かではありませんが、インタビューの中で「子供ができた」という発言をしていたこともあったり、最後となるミックステープ「YELLOW TAPE 5」のジャケ写では、KOHHが子供を抱き上げていたりもするので、子育てや家族との時間を過ごしている可能性もありますね。
KOHHの復帰はあるのか?
では、今後KOHHの復帰はあるのでしょうか?
正直なところ、それは分かりません。
過去のリリックの中には「もう歌いたくねえ 本当にそう思ったら辞める」「早く夢叶えて 音楽辞める」という内容もあったので、ずっと音楽をやり続けるという意思はなかったのかもしれません。
また、KOHHのプロデューサーであった318こと高橋良もKOHHの引退と時を同じくして音楽業界から引退し、今はホテルの経営などをしているそうです。
彼と同じくKOHHも音楽からは引退し、第二の人生を送りたいと考えているかもしれません。
一方で、KOHHは引退表明後に出演した宇多田ヒカルとのインスタライブの中で、今でも曲は作っているという発言があったりもするので、KOHHとは別の名義であったとしても復帰の可能性も無いとは言い切れないのではないでしょうか?
海外のヒップホップでは、かつてEMINEM(エミネム)やLogic(ロジック)など、人気絶頂の中で一度は引退した後に復帰したという例もあります。
もしかすると、いつかKOHHも復帰する可能性はあると思います。
まとめ
今回は、ラッパーKOHHについて、現在は何をしているのか?本当に引退したのか?復帰はあるのか?などについて考察してみました。
彼のこれまでの功績はとても大きく、引退してもカリスマラッパーであり続けるのは確かでしょうね。
いつか復帰するのも願いつつ、彼の音楽を聴き続けたいと思います!