「白日」のヒットにより注目されたバンド「King Gnu(キング ヌー)」。
独特の音楽性とカリスマ性が人気となっています。
今回は、そんなKing Gnuのバンド名の由来や結成秘話について、エピソードも交えて紹介します!
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King Gnu(キング ヌー)とは?
King Gnuは、
ギター&ボーカル 常田大希 (つねだ だいき)
ドラム&サンプラー 勢喜遊 (せき ゆう)
ベース 新井和輝 (あらい かずき)
ボーカル&キーボード 井口理 (いぐち さとる)
の4人によるバンドです。
メンバーそれぞれが多方向の音楽から影響を受け、そこから新しい音楽を作り上げたことから、「トーキョー・ニュー・ミクスチャー・スタイル」というジャンルで呼ばれています。
2019年にシングル「白日」でメジャーデビュー。
メジャーデビューにしてドラマ「イノセンス 冤罪弁護士」の主題歌として起用され、じわじわとランキングも上昇し、Billboard Japan Hot 100ではリリースから約1年後の2020年1月8日付で2位を記録。
2021年4月7日付けでBillboard Japan Streaming Songsにおける累計再生回数は4億回を超えるほどの大ヒットとなっています。
King Gnuのバンド名の由来は?
King Gnuというバンド名、かなり独特ですよね。
となるとこのバンド名の由来についても知りたくなります。
まず、Gnu(ヌー)は、動物のヌーのことだそうです。
ヌーは、アフリカ大陸南部に生息するウシ科の動物です。
ヌーは春から少しずつ合流して、やがて巨大な群れになる習性を持っており、自分たちも老若男女を巻き込み大きな群れになりたいという思いからKing Gnuと名付けたそうです。
kingは、その群れの先頭、トップ=王になるという意味をこめているんでしょうね。
King Gnuの結成秘話、エピソード
2013年、常田大希を中心に「Srv.Vinci(サーバ・ヴィンチ)」として活動をスタートしました。
当初は常田以外は固定メンバーがいない形で活動していましたが、徐々に現在の4人に固定され始めたことをきっかけに「King Gnu」に改名しました。
常田大希と井口理は東京藝術大学出身のエリート
King Gnuには2人のボーカルがいます。
その2人、常田大希と井口理はどちらも長野県伊那市出身の幼馴染です。
そして、出身大学も同じ東京藝術大学なんです。
常田はチェロ科、井口は声楽科。
東京芸術大学は、音楽家のエリートたちを輩出する名門校ですよね。
でも常田は1年足らずで中退していて、辞めてから文化祭に演奏で呼ばれた時に、偶然1歳下の井口と再会し、それをきっかけに一緒に活動することになりました。
新井和輝と勢喜遊はセッションミュージシャン出身
ベースの新井和輝は、ジャズベーシストの師匠に弟子入りし地道に活動をしていました。
一方、ドラムの勢喜遊の両親は元ミュージシャンで、お父さんがドラマーだったことから子供の頃からドラムにふれてきました。
一時期はダンサーを目指していたそうですが怪我のため断念し、ドラムの道に進むことにしたようです。
お互いセッションミュージシャンとしてミュージックバーなどで活動している頃に出会いました。
その後、2人は常田に出会い、King Gnuの活動に誘われたそうです。
常田大希の才能
King Gnuの発起人にして中心人物である常田は、全曲の作詞作曲、プロデュース、アートワークまで手がける多彩な人物です。
東京藝術大学に入学する前から、チェロの奏者として高校の全国3位になるほどの腕前を持っています。
King Gnu以外にも、「millennium parade(ミレニアムパレード)」というプロジェクトでも活動しています。
また、「PERIMETRON(ペリメトロン)」というクリエイティブチームも率いていて、King Gnu以外にもGLAYやMr.Children、MYAVIなどのアートワークやミュージックビデオを手がけるなど、幅広い活動と才能を発揮しています。
井口理の歌声とキャラクターとエピソード
ボーカル&キーボードの井口理は、高音域が特徴的な歌声の持ち主です。
大学も声楽科ということで、発声などが素晴らしいですよね。
常田も彼の声について「誰にも嫌われない声」と評価しています。
そんな井口は、キャラクターの強さも際立っています。
ラジオ「オールナイトニッポン」のパーソナリティーも務めていて、そのトークは面白く、人気となっています。
また、King Gnuとしてデビューするまでの極貧生活などのエピソードも話題となりました。
大学時代は家賃4000円の寮に住んでいて、部屋はかなり汚く、大浴場はお湯が濁っていたり、寮長の人がふんどし姿で雨を浴びていたりと、凄い生活を送っていたそうです。
当時はお金がなく、ゴミ捨て場から家具を拾ってきたり、路上で「愚痴屋」として人の愚痴を聞いてお金をもらったり、かなりの極貧生活だったようです。
今となっては、それもネタとして話せているのは成功した証ですね。
まとめ
今回は、King Gnuのバンド名の由来や結成秘話について、エピソードも交えて紹介してみました。
斬新でアーティスティックな音楽性とともに、メンバーのキャラクターも際立っているKing Gnuの活動には今後も注目ですね!