現在のミュージックシーンにおいて唯一無二の存在感を放つロックバンド、サカナクション。
ダンスミュージック、エレクトロ、ニューウェーブなど様々な音楽性を取り入れた新しいロックの形を発信し続けています。
今やFUJI ROCK FESTIVALやSUMMER SONIC、ROCK IN JAPA FESTIVALなど大型フェスへの出演や、アリーナクラスの単独公演を数多く開催するほどのバンドになったサカナクションの中心人物が、ボーカル&ギターの山口一郎です。
そんな山口さんが自身の病気について告白しました。
彼が病気について告白した経緯や、その病気である群発性頭痛について、なぜ彼が群発性頭痛になってしまったのかなど私の考察も含めて紹介したいと思います。
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サカナクション 山口一郎とは?
サカナクションは、山口さんを中心とした男女5人組ロックバンドです。
山口さんが地元の北海道で結成した前身バンドを経て、メンバーの運命的な繋がりから現在のサカナクションへと発展し、キャッチーでありながらも斬新な音楽性とミュージックビデオやライブでの演出などアーティスティックな雰囲気が多くのファンを獲得していきました。
メンバー全員がクリエイティブな才能を持つバンドではありますが、やはりバンドの発起人でもあり、他のメンバーと比べて比較的メディアへの露出も多い山口さんがバンドの中心人物と言えます。
作詞作曲に加えてサウンドのイニシアチブを握っているのに加えて、自らミュージックビデオの監督を務めたり、リスナーに届くまで音楽を空気に触れさせないというコンセプトのプライベートスタジオを作ったり、ライブでは莫大な費用をかけて緻密に計算された6.1chサラウンドシステムを構築したりと、とにかく「こだわりの強い人」のようです。
サカナクション 山口一郎が自身の病気を告白!?
2020年10月26日、山口さんは自身のインスタグラムの投稿とインスタライブで、持病である群発性頭痛に悩まされていることを告白しました。
投稿によると、何年も前から群発性頭痛に悩まされているそうで、「群発期」という形で不定期に症状を発症してしまうようです。
山口さんの場合、1~3ヶ月くらい発作が続くこともあるとのことで、「はっきりと休んだりしませんが、しばらくはちょっとアクセルを弱めます。。」と投稿していました。
長年、群発性頭痛というあまり聞き馴染みのなかった病気に悩まされていながらも、精力的な音楽活動を続けていたんですね。
サカナクション 山口一郎の持病、群発性頭痛とは?
では、山口さんの持病、群発性頭痛とはどんな病気なんでしょうか?
頭痛には色んなタイプがありますが、片頭痛などが代表的なくりかえし起こる慢性頭痛の一種で、その中でも群発性頭痛は特に激しい痛みを伴うことが多いそうです。
目の奥に強烈な痛みがあり、1回の症状が1~2時間程続き、群発期は1~2ヶ月くらい続くことが多いと言われています。
群発性頭痛の症状に悩まされている人の人数は非常に少なく、認知度も低いため周囲の理解を得られにくいところもあるようです。
このようなことから、山口さんもインスタライブなどで「群発性頭痛について知ってくれたらうれしい」と話していました。
「群発頭痛」を知っていますか|Murase Kenji #note https://t.co/dKEwmoQjQd
— 山口 一郎 (療養中) (@SAKANAICHIRO) October 26, 2020
現在、この病気の明確な原因は分かっていないようですが、頭の血管の膨張により神経が圧迫されることで激痛が起こると見られており、要因としてはアルコールやたばこ、気圧の急変化、不規則な睡眠、自律神経の不調など様々な可能性が挙げられています。
先にも書いたように、山口さんは音楽に対してのこだわりが強く、長時間の楽曲制作やレコーディングなどで睡眠も不規則になっているかもしれませんし、ライブも含め音楽を作る上で耳を集中的に使う仕事かと思うので、目や神経に直結している耳への負担は病気の一因としてあるのかもしれないと推測できます。
現在の音楽制作やレコーディングは、楽器を演奏する時間以上に、DTM(Desktop Music)やDAW(Digital Audio Workstation)と言われるパソコンで音楽ソフトを使用して作業する時間が多いので、パソコンの画面を長時間見るということも大きな要因にある気がします。
また、山口さんは喫煙者でもあるようなので、それも可能性としてあるかもしれませんね。
まとめ
今回は、サカナクションの山口一郎さんが告白した持病、群発性頭痛について、告白した経緯や、群発性頭痛の症状などについても合わせて紹介しました。
山口さんが群発性頭痛を発症した原因については、あくまで私の推測です。
「目玉をえぐり取られるような痛み」とも言われ、心筋梗塞や尿路結石と並んで、「三大激痛病」と言われるほどの群発性頭痛をかかえながらも、こだわりを持って音楽に向き合っているというのは尊敬します!
あまり知られていない病気でもあるので、こういう病気で苦しんでいる人もいるということを理解するのも大切ですよね。
大変な思いもしながら作り上げてくれているサカナクションの音楽を、これからも有り難く、楽しませてもらいたいと思います!