今回は、皆さんご存じの『back number』の人気曲・代表曲を調べてみました。
back numberと言えば心に染み入る恋愛ソング……、身近な目線から描かれる世界は、10代20代の若者を中心に大きく支持されています。
ボーカルの清水さんは男性ですが、女性の視点に立って、微妙に揺れ動く女心を驚くほど微細に・時に激しく描き、巧みな歌声で歌の情景を表現し、若い女性からの共感を多く受けています。
高い声や裏声を響かせ、リスナーの心をも震わせ・響かせるback numberの歌は、名曲ばかりです!
ぜひ、最後まで記事を見て、back numberの世界に浸ってください!!
タップでこの記事の見たい内容へ移動☆
back numberの人気曲・代表曲は?
1位 高嶺の花子さん
2013年6月26日にリリース。
back numberの代表曲と言っても過言ではない曲で、2022年12月の紅白歌合戦に初出場した際に、朝ドラ主題歌「アイラブユー」に続いて披露されました!
南国チックな明るいサウンドで、ノリがよく覚えやすい曲なのでカラオケでも歌いやすいし、歌っていて楽しいですよね!!
Bメロのリズムの刻み方もカッコイイです!
歌詞の選び方・構成も面白く「いや待てよ、そいつ誰だ」という自分の妄想にツッコミを入れる歌詞が面白くイイ、好き!というコメントが多く目立ちました!
ヘタレな男性の片思いを明るい曲調の中、面白い歌詞で歌っていることで、男性からも支持される爽やかな曲に仕上がっています。
2位 花束
失恋ソングの多いback numberにしてはめずらしい、happyな曲です。
2011年6月22日にリリースされました。
タイトルにある「花束」という歌詞は、曲中に全く出てきませんが、歌詞の内容からプロポーズに添えられた花束、あるいはプロポーズを受け入れてもらって『やったー!』のお祝いの花束を連想させます。
「んんどうかなぁ」とお互いに言葉を返し合うのが、等身大でかわいいですよね!
ちょっとpopなロックで、本当の想いを隠しながらも、お互いの事を大切に思い合っている可愛らしい恋人同士の姿が垣間見えてgoodです!
伴奏に半音進行が使われており、オシャレさを微かに感じる、にくい演出もあります。
3位 ヒロイン
2015年1月21日にリリース。
JR東日本『JR SKISKI』のCMソングや、キリンビール『グリーンラベル』のCMソングに起用されたので、「知ってる!」「聞いたことがある!!」という方が多いのではないでしょうか?!
サビの裏声が、いい味出していますよね…。
Cメロの最後に半音進行で下がっていく伴奏を入れることによって曲に抑揚をつけ、盛り上げています!
冬に、必ず聞きたくなる1曲です。
4位 HAPPY BIRTHDAY
Aメロがギターとピアノだけの音色で、しっとりとボーカルの歌声を聴き手に届けています。
Bメロでベースやタンバリンが入り、少しずつ楽器が加わっていくことで盛り上がっていく形が、めちゃくちゃいいですよね!!
2番はAメロからCメロに移り、構成が少し変わっていて、片思い中の葛藤や苦しさ・切なさを見事に表現しています。
さすが「切ない曲と言えばback number!」と賞賛されるバンドだなと惚れぼれします。
この曲は2019年1月から放映されたTBS系火曜ドラマ『初めて恋をした日に読む話』の主題歌として起用され、2019年2月27日にリリースされました!
5位 水平線
2020年の全国高等学校総合体育大会(インターハイ)が新型コロナウイルス感染症の影響で中止となり、大会運営をする生徒達から手紙が届いた事が楽曲制作のきっかけとなりました。
インターハイの開催地がback numberのメンバーの出身地の群馬県であったこと、開会式でback numberの「SISTER」が演奏される予定だった事を知ったメンバーは、インターハイを目指して努力を重ねてきた高校生達に向けて胸を打つような素晴らしい曲を書き下ろし、あたたかいエールを送ったのです!
楽曲を制作したボーカルの清水さんは「費やし重ねてきたものを発揮する場所を失くす事は、仕方ないから、とか、悲しいのは自分だけじゃないから、などの言葉で到底納得出来るものではありません。選手達と運営の生徒達に向け、何か出来る事はないかと相談を受けた時、長い時間自分達の中にあるモヤモヤの正体と、これから何をすべきなのかが分かった気がしました。」とコメントを寄せました。
感動的ないきさつと胸を打つ歌詞・メロディーが、たくさんのリスナーに今も愛され続けていますよね…。
音楽的な構成が水平線を想像させるようなあまり抑揚の無い曲なのに、じわじわと心を動かし、感動で胸が熱くなります!!
その手法が凄いと思います。
耳に残りやすいメロディーで、カラオケでも歌いやすく、時を超えて万人に愛される名曲なのではないでしょうか?!
back numberの心揺さぶる一番切ない曲は?
back numberの一番切ない曲について、様々な音楽記事やファンのコメントを調べてみました!
しかしながら様々なご意見・ランキング等あり、なかなか甲乙つけがたく、とりあえず上位に常にランクインしている2曲を紹介させていただきます。
幸せ
いつものback numberの楽曲より、切ない歌詞・旋律で構成されていますよね…。
別の人を想う彼の幸せを、一番に願ういじらしい女性の内なる叫び・切ない心情をこまやかに描いています。
「泣ける」「共感できる」「清水さんって男性なのになんで女性の気持ちがわかるの?!」と疑問のような賞賛の声がたくさん寄せられています!
この曲はback numberメジャーデビューシングルの「はなびら」のカップリング曲として2011年にリリースされました。
Bメロが半音進行でオシャレさを感じます。
Cメロのリズムの刻み方が、この健気な女性の心の葛藤を感じさせて良いと思います!
ハッピーエンド
映画『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』の主題歌。
2016年11月16日にリリースされました。
切なく美しい映画のストーリーをより盛り上げ、エンドロールで涙を流した方も多かったのではないでしょうか?
タイトルからイメージする「ハッピーエンド(幸せな結末)」とは程遠く、歌詞の内容は恋人から別れを告げられたものの彼を愛する気持ちを捨てきれず、心の奥底に秘めた想いを必死に隠しながら相手をまだ愛しく思うが故に強がりや噓をつく女性の複雑な感情を、不思議な程上手に描いています。
歌詞の内容と相反するそのタイトルから、女性の裏腹な態度や心情・こまやかな情景を感じる事ができ、タイトルの言葉のチョイスがback numberらしいなと感心してしまいます!
そして、Bメロでわざと暗さを感じさせ、サビで盛り上がっていく音楽構成が素晴らしい!
サビの最後の方で高音が入ってきて、それがまた、聴き手の感情を跳ね上げさせます。
歌詞も素晴らしいですが、旋律もめちゃくちゃキレイで、それがまた心締め付けられますよね!!
back numberの人気曲や代表曲・まとめ
『失恋ソングの帝王』との異名を持つback number。
報われない想いや失恋、片思いの苦しさ・切なさなどのこまやかな心情を、センスある言葉のチョイスと音楽センスで見事に表現し、20代30代の若者を中心に絶大な人気を誇っています。
「泣ける」「共感できる」とのコメントが溢れかえり、第一線で活躍し続けるback number!!
「水平線」の誕生秘話にもあるように、リスナーと同じ視点に立って背伸びすることなく、曲を・詩を作り続ける姿は、音楽家としても、人間としても素晴らしいと感じます。
これからも、リスナーと共にあろうとしてくれるback numberを力強く応援していきましょうね!