現在、映画「THE FIRST SLAM DUNK」の大ヒットに伴い、その主題歌「第ゼロ感」と劇中音楽も担当しているバンド「10-FEET (テン・フィート)」にあらためて注目が集まっています。
今回は、そんな10-FEETについて、彼らの音楽性のジャンルは多種多様であるという事に注目して調べてみました!
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10-FEETとは?
10-FEETは、1997年に京都で結成されたロックバンドです。
メンバーは、
TAKUMA (ボーカル&ギター)
NAOKI (ベース&ボーカル)
KOUICHI (ドラム&コーラス)
の3人です。
10-FEETというバンド名は、スケールのデカい名前にしたいという事で、1000-FEET(セン・フィート)という案があったそうですが、ダサくて、1000をワンサウザントと読まれてしまう可能性もあるという事で、響も近くて読みやすい10-FEETに落ち着いたそうです。
ちなみに、バスケットボールのゴールの高さは3m5cm=約10フィートという事もあり、ジャンプしても届きそうで届かない、高い所を目指すという意味も込めたようです。
後付けの理由だと思いますが、良い名前ですよね。
2001年にシングル「april fool」でインディーズデビュー。
インディーズ時代から「RIVER」など人気曲を発表し、精力的なライブ活動を展開していました。
そして2003年にシングル「nil?」でメジャーデビュー。
一時は東京を中心に活動していましたが、現在は地元である京都を中心に活動しています。
10-FEETのジャンルは多種多様!
10-FEET メロコアからの影響
結成当時はまさにメロコアブームの真っ只中。
海外ではGREEN DAYやNOFX、RANCID、PENNYWISE、OFFSPRING、BLINK182などなど、日本でもHi-STANDARD、HUSKING BEE、BRAHMAN、SCAFULL KINGなどなどが活躍し、一大ムーブメントとなりました。
Hi-STANDARDが主催したライブイベント「AIR JAM」もあり、影響を受けた人は多いと思います。
10-FEETもまさにその世代で、大きな影響を受けたようですね。
メロコアとは、メロディック・ハードコアの略で、パンクをルーツにした激しいサウンドのハードコアに、ポップでキャッチーなメロディーを併せ持つ音楽です。
10-FEETはやはりメロコアをメインとした音楽性が特徴です。
10-FEET メロコア以外からの影響
10-FEETはメロコアからの影響というのが最も強いのは明白です。
でも、メロコア自体もハードなものからスカやレゲエを取り入れたもの、ヘヴィメタルやヒップホップ的な要素もあるミクスチャー寄りのものなど多岐に渡っています。
ボーカルのTAKUMAは、METALLICAやMEGADETHなどのスラッシュメタルの影響も受けていて、歌い方の各所にメタルっぽいところや、ギタープレイもメタリックな部分も感じられます。
また、LUNA SEAなどヴィジュアル系からの影響も受けているそうで、10-FEETでも幅広い音楽性を発揮しています。
パンク、レゲエの影響が強い?
そんな幅広い音楽性の10-FEETではありますが、やはりメロコアを中心としたパンクの要素が強いですよね。
さらに10-FEETの特徴として、レゲエ的なメロディが多く取り入れられています。
疾走感のあるメロディとサウンドに、ノリの異なるレゲエの要素を挟む事で、楽曲に緩急がついて、さらに盛り上がる展開になっていると言えます。
10-FEETの最新型のサウンド
メロコアを中心としたサウンドと紹介した10-FEETですが、現在、映画「THE FIRST SLAM DUNK」の主題歌として話題となっている「第ゼロ感」を聴くと分かるように、メロコアサウンドとは言いきれない新しいサウンドになっています。
3ピースのバンドだけの音ではなく、コンピューターによるループサウンドが入っていたり、ラウドロック的なリフもあり、ミクスチャーロックな要素も強いです。
メロコアをベースにしながらも色んな音楽性を取り入れた新しいサウンドですよね。
まとめ
今回は「THE FIRST SLAM DUNK」の主題歌が話題にもなっている10-FEETの音楽性について考察してみました。
数々のロックフェスに出演したり、自身が主催するフェス「京都大作戦」など、ライブ活動も活発な10-FEET。
「第ゼロ感」のヒットに伴い、2022年12月には「ミュージックステーションスーパーライブ」にも出演し、結成25年目にして初めてテレビでのパフォーマンスを披露しました。
すでに10-FEET自身も多くの後輩バンド達に大きな影響を与えている存在ではありますが、今も新しい事に挑戦していくのは凄いですよね。
結成から26年にして、あらためて注目されるのとともに、さらに進化し、精力的に活動していく10-FEETには今後も期待したいですね!