日本だけでは無く世界的に人気、注目を浴びているラッパーKOHHさん。多彩なラップスキルとオリジナリティで唯一無二の存在感を放っています。
そんなKOHHさんの凄さと人気曲を紹介して行きたいと思います!
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大人気ラッパーKOHHの凄さとは?
2020年『worst』を持って引退する事を発表している日本を代表するラッパーのKOHHさん。
その圧倒的なカリスマ性、全身を覆うタトゥー、ファッションスタイルは、ヒップホップ界だけでは無く様々なカルチャーシーンで注目を浴びていました。
日本のトラップのパイオニア
KOHHさん以前にもトラップのスタイルを取り入れたラッパーはもしかしたら居たのかもしれません。
ただ日本においてのトラップの市民権を初めて得たのはKOHHさんで間違いないでしょう。KOHHさんの影響はかなり強く瞬く間にトラップスタイルのラッパーが増えました。
しかし、多くのフォロワーとKOHHさんは何かが違います。そんなKOHHさんの魅力と凄さを考察して行きたいと思います。
圧倒的なリリックのわかりやすさ
フリースタイルバトルや最近ではメディアへの出演でも大活躍しているラッパーの呂布カルマさんはご自身の動画内でKOHHさんの様な簡単な日本語でラップする事は無茶苦茶才能のいる事だとおっしゃっていました。
簡単だからこそ、飾りが少ないからこそ本当に価値がある物以外並べるとすごくチープになってしまいます。非常に簡単な言葉選びの中で情景や感情を圧倒的にはっきり描写しているところは唯一無二です。
まぁKOHHさんのリリックにも意味が無さすぎて凄くチープに聞こえる所はありますが、その辺りのネタ感も含め圧倒的な個性が魅力的です。
KOHHの人気曲!
飛行機
一度聴いたら歌えてしまうようなキャッチーなメロディーや『5年前にお客さん誰もいないところでライブしていたの忘れていないし』や『運送屋で毎日乗ってたハイエース』といったKOHHさん自身の下積み時代の体験やリスナーにも共感できる仕事中の描写も一発で頭の中にズバッと入ってきます。
『空港に向かう電子じゃなくてローバーのレンジ』
『コンビニに並ぶ雑誌の表紙に自分がいて笑える』
『どっかに飛んでっちゃった あいつらの代わりに俺がやるよ』
これらのリリックからは下積みから抜け出し、高級車に乗りメディアにも取り上げられる程に人気者になったKOHHさんの心情も描かれ、時間の流れと共にラップをやめてしまった仲間達の分まで俺が頑張るよと言ったKOHHさんの熱さや優しさが滲み出ているリリックも非常にエモいです!名曲です!
Johon and Yoko
KOHHのおそらくラストアルバムであろう”worst”からかの有名な夫婦の名前がどストレートに曲名になってしまっている”Johon and Yoko”
曲名だけだっとどんな内容か全然想像つかないような”Johon and Yoko”ですが、全編でエモいピアノが鳴り響いているさながらポストロックの様な美しいトラックにとても切ない恋愛模様のリリック内容
『本当はいけないこともわかってる』
『周りにも止められたり』
『君には彼氏がいて俺にも彼女がいる』
ちょっと複雑な関係性の恋愛をおそらくKOHHさんの実体験をKOHHさんらしく非常にわかりやすく、口語調のリリックで甘く切なく描いています。
『お互いライバル やりたいことやってる』
『俺より先に君は出たテレビのCM』
かなり具体性のある、おそらく近しい業界の女性とのロマンスをリリックに落とし込んでいるのでしょう、生々しさが妙にリアルでヒリヒリしたエモさを感じます。
『ジェィZとビヨンセよりも オノヨーコとジョンレノン』
タイトルにもなっているジョンレノン夫妻の名前、死別した悲劇の夫婦達のイメージがまた一層曲自体の切なさを増幅させているように感じます。(ジェィZとビヨンセも好きですけどね笑)
KOHHと有名ミュージシャンのコラボが凄い!
HIPHOPは他の音楽ジャンルと比べてもコラボレーションやフューチャリングが文化として多いジャンルです。
KOHHさんもSALUやAK-69等のラッパーとのフューチャリングをしていています。
ラッパー同士のフューチャリングはよくある話なのですが、KOHHさんの場合は他の音楽ジャンルの超大物とのコラボをしています。
宇多田ヒカル・ONE OK ROCKのTAKAそしてあの世界的歌姫のマライアキャリーとまでコラボしています。
マライアキャリーなんて凄すぎてもう笑うしかないですね!
それほどKOHHさんの個性や実力が認められているという事です、やはり凄い!
宇多田ヒカル 忘却 featuring KOHH
宇多田ヒカルとのコラボレーション曲は荘厳なトラックにこれまたKOHHのパーソナルなリリックに宇多田ヒカルの圧倒的な歌唱がマッチしてます。終盤に向かえば向かうほどヒリヒリとした緊張感が増していく名曲です!
I Want a Billion (feet Taka)
大人気ロックバンドのONE OK ROCKのTAKAとの一曲はまるで2000年代初頭のラウドロックの様な質感の楽曲とMVにおじさん世代はなんともグッと来ます!!リンキンパーク感強めです!
まとめ
KOHHさんの人気な曲やカッコ良い曲はあり過ぎてとてもまとめ切れませんでしたね!時代の最先端を取り入れ、なおかつ日本語で乗りこなしてその他フォロワーとは一味違うオリジナリティで世界的に大人気のKOHHさんはやはり凄かった!
KOHH名義での活動は引退されるとのことですが、音楽は作り続けるそうなのでまた新たな動き、音源を楽しみに待っていたいですね!